酸素を媒体とする酸化酵素や抗酸化酵素、抗酸化物質などの研究が進み、健康長寿の実現を目指し、酸化・還元反応を制御する生命支援の技術開発が進められている。
本書では、活性酸素・フリーラジカルの定性と定量による計測、評価を基盤とした新たな応用研究について解説する。基礎的な理念や背景、現状、展望を中心にまとめる。
目次
PartⅠ 基礎概念と研究現場
(フロントランナーに聞く/生活性酸素・フリーラジカルの基礎/他)
PartⅡ 研究最前線
(酸化活性分子種の消去/紫外線による殺菌・滅菌/複雑構造がもたらす複合酸化物の選択酸化触媒能/酸素分子によるプロピレンの気相エポキシ化/半導体型光触媒による液相選択酸化/アルコール類の酸素酸化における高機能な金属担持固体触媒の開発/電極触媒による炭化水素部分酸化/放射線による酸化ストレス障害/超音波で生成する活性酸素/一重項酸素の直接検出と絶対定量/他)
PartⅢ 役に立つ情報・データ
(この分野を発展させた革新論文/覚えておきたい関連最重要用語/他)
*本ページはサンプルです。内容は「化学同人」および「Amazon.co.jp」より転載したものです。